演奏そのものに包まれる。
演奏そのものに包まれる。ザ・フラッグシップ
360で体験できるのは、あなたを包み込むリアリティ。センターに明瞭に浮かぶヴォーカル、オーケストラが奏でる広がりと深み… ステレオスピーカーを聴いているという感覚を完全に失います。
このとき360は聴感上姿を消します。360には「スピーカーの音」と感じさせる色付けやクセが全くありません。これまでになくクリアーでリアルな再現力を生み出しているのは、独自のデジタル技術、革新的なアンプテクノロジー、最新のドライブユニット/キャビネット開発の賜物。かつてないほどの低歪を実現しています。
そして360は特筆すべき造形を誇ります。三次元曲面キャビネット、精密加工トリム、光を受けてダイナミックに表情を変える仕上げが組み合わせられ、超現代的なセンスと伝統的な美しさを感じさせます。
EXAKTヘッドユニットとのコンビネーションでシステムを構成するエレクトロニクス内蔵型のインテグレーテッドスピーカー。EXAKT ENGINEに書き込まれた"位相及び振幅双方の歪みのない”デジタルクロスオーバー、ドライブユニットの個体差補正、正確無比なDA変換、それぞれに最適化されたパワーアンプによる駆動は、LINN独自にして最先端のシステムです。
360 Array部のDA変換を行うのは、KLIMAX DSM/3で開発された最新型ORGANIK DAC x３基。帯域ごとに個別のDACがあてがわれ、専用のパワーアンプ群に送り込まれます。
PWAB（Passive with Active Bass）タイプは、一般的なパワーアンプと組み合わせて再生するスピーカーです。パッシブクロスオーバーにはプリント基板を使わない低レゾナンス・パッシブクロスオーバーを採用。各素子は振動を吸収する特殊な接着剤で高密度構造体に固定され、クロスオーバー自体がダンピング機能と制振特性備えています。ウーファーは内蔵アンプによるパワフルなアクティブ駆動です。
色づけないサウンドを希求する上で重要だったのは、最先端の素材を採用した超低歪みのドライブユニットの開発でした。
トゥイーターには、オーディオ機器として初のオーディオで初めての採用となるであろう19mmの最先端複合材：薄層の織りカーボンファイバー・ドーム型ユニットを採用。固有の共振を、可聴帯域外はもとよりエンジニア測定システムの検出外にまで追いやることで、驚くほどクリーンかつ透明感のある高音域を生み出しました。
ミッドレンジのドームユニットにも、ツイーターと同素材を採用。NASAが他生誕先でも使用するこのマテリアルは、合成と軽量性の完璧な組み合わせを提供し、歪みと共振を再生周波数より約3オクターブ上に押し上げることに成功しています。
強力なアルミニウム・マグネシウム合金のアッパーベースユニットを含む3つで構成する360アレイが、主要な音楽帯域100Hz以上をカバー。ドライブユニットを囲む5754アルミニウムによるトリムは、ウエーブガイドとして機能します。
アダプティブ・バイアス・コントロール・テクノロジーは、360 EXAKT Array部のドライブユニットを精密に駆動するアンプ技術。3つのドライバーそれぞれに最適化されたアンプを充て、リアルタイムに動的な管理と補正を行うことで、アンプから歪みを除去。従来型と比して約15dBものS/N改善を果たしています。
360 Bass Systemは、ドライブユニット個別の測定データに基づいた偏差補正と 新しいPower DAC テクノロジーにより、歪みの劇的に少ない低音域を再生します。DACとアンプをワンステップに統合することで、EXAKTシステムにおけるデジタルパスを拡張。ソースの情報を欠落させることなく、ロングピストンのローワーベースユニットを強力に振幅させます。
Power DAC が持つその完全デジタルな特性により、ノイズレベルは固定され、ボリュウムを上げればあげるほどノイズが無効化されるという逆転現象が起こります。大音量再生時には従来型と比べ10dB以上も低歪みとなります。
特殊加工3Dプライウッドの華麗なフォルムは、音質的性能を忠実に追い求める設計の中で生まれました。前例のない分散特性を実現するため、各ドライブユニット再生周波数に合わせ吟味された曲率半径で、下から上に向かって少しずつ細くなっています。5つのドライブユニットは、この滑らかな局面に流れるように配置され、遮られることなく均一に美しく音を発します。ドライブユニットを取り囲む5754アルミニウム製トリムは、ウェーブガイドとしてキャビネットへの伝達をコントロールしています。
