LINN創設50周年の
節目に発表された
画期的なアンプ技術
LINN創設50周年の節目に発表された画期的なアンプ技術が、アナログAB級アンプ設計における根本的な問題を解決した「アダプティブ・バイアス・コントロール・テクノロジー」です。
AB級のパワーアンプにはトランジスタのクロスオーバー歪みを最小値に抑える「スイートスポット」バイアス電流値が存在します。従来のAB級アンプの設計/製造においては、その製品のバイアス値を設定するのはもちろん製品製造時の1回のみです。しかしながら、個々の素子/トランジスタのばらつき、使用中の温度変化、コンポーネントの経年変化により、求められるバイアス電流はアンプが動作しているあいだ変動する要素があり、実際にかなり離れて変動しています。
アダプティブ・バイアス・コントロール・テクノロジーでは、トランジスタに供給されている電流を測定、抽出し、動的にリアルタイムで最適なバイアス ポイントを確立します。デジタル化された電流データは FPGA にフィードされ、これらの測定値に対応する最適なバイアスを算出。各トランジスタに対して算出されたバイアスはデジタル制御ループによってそれぞれに適用されるのです。
この方法を使用すると、どのような温度でも、また再生音量や音源/ソースの過酷なダイナミクスに関係なく最適なバイアスが適用され、製品をお楽しみ頂くあいだ理想的なバイアス状態であり続けることが保証されます。













